東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ

染なし黒水牛の実印を受注

2024年12月14日

印鑑 八王子 楽善堂

──── 八王子で印鑑を作り続けて124年 ────

 こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

 先日ネットからのご注文で染なし黒水牛のご注文をいただきました。
黒水牛の印材(印鑑の材料)には素材として2種類あり、染あり(特にこう言う表現はしない)と染なし、があります。特に指定の無い場合は染あり、です。黒水牛の印材の場合、採取されたばかりだと天然ものなので、ところどころに白い模様があります。お客様のお好みもあるので無難な路線の販売方法だと黒く染めてある印材になります。

 染なしの黒水牛は、「ナチュラル」とも呼ばれて黒く染めていないので、綺麗な白い模様が出ています。お客様がその模様の印材を気に入って下されば選んでいただいてから彫ります。主にはご来店なさったお客様に見ていただいていますが、今回はネット注文でした。私の目で見て、綺麗な模様がV字で縦に並んでいる印材があったのでこれを選んで、写真で撮って印鑑ケースの写真と一緒にお客様にメールしました。印鑑ケースはネット上でサンプルを数種出しているのでお客様がお選びになった印鑑ケースだけをご確認いただくために写真で送りました。

 商品写真と共に、印稿(仕上がりのラフデザイン)もメール送信しております。お客様のOKのお返事をいただいてから彫る流れです。今回は、印影(紙に捺したはんこ)、印材ともお気に入っていただき、よかったと思います。ネット注文の場合は特に、ご注文から発送までの流れ、プロセスと大切にしたいと思っております。
お値段は、直径15ミリ(主に男性向きのサイズ)実印 21,500円(税込)
     直径13.5ミリ(主に女性向きのサイズ)実印 20,500円(税込) です。  

▲染なしの黒水牛印材です。白い模様があります。
V字が2重、3重に出るものもあります。
▲染なし黒水牛をご注文の方にセットになるケースです。
極上の牛革、トカゲ革などご用意できます。

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