東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ

朱文白文混合体のはんこ

2023年01月07日

印鑑 八王子 楽善堂

──── 八王子で印鑑を作り続けて124年 ────

 こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

 珍しい作風の印鑑をご紹介します。一つの印影の中に、朱文(文字部分が残っている)と白文(文字部分を彫ってある)が混在している印鑑です。通常、ほとんどの印鑑は朱文です。落款印(らっかんいん)と言って、書道、日本画の作品が完成した時に押捺する印には、白文がしばしば使われます。この場合も、2本あれば、1本は朱文、もう1本は白文、のように使いわけることが多いです。

 新しいホームページを立ち上げるにあたり、朱文白文混合体の作風の印鑑を入れてみました。下記にある印影見本の書体は、古印体(こいんたい)と言って判読しやすい書体ですが、他の書体(篆書・楷書・行書など)でも作成致します。

 楽善堂の新ホームページ、書体説明のページです。https://rakuzendo.com/category/item/itemgenre/bank/

▲朱文白文混合体です。この印影は小判型(楕円形)ですが、正円、正方形でも作れます。
▲上記は白文の作品です。文字部分を彫ります。左の印影は
外枠(はんこの輪郭部分)も白文になっています。

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