草書の印鑑

 印鑑の書体の種類に草書(そうしょ)もあります。書道の領域に多いと思われがちですが、印鑑の書体にもあります。時折り、見本帳をご覧になったお客様が「では、草書で実印を作って下さい。」とご指示になることがあります。  草書は篆書(てんしょ)と同…

夜光貝の印鑑

 沖縄、石垣島で夜光貝を加工してアクセサリーなどを作成している職人さんが居ます。夜光貝 Y’s studio 笹森 由貴夫さん、です。6年程前から、当店に夜光貝の印材の彫刻をご注文なさっています。とても器用な方で、印材(印鑑の材…

木製の印材(印鑑材料)だけでも11種

 先日ご来店のお客様で「動物の角(つの)でなく、木製の材料が欲しいのですが。」という方がいらっしゃいました。まず、5種類をトレイに乗せてご覧に入れました。吟味の結果、智頭杉(ちずすぎ)になりました。均一に縦に木目が綺麗に入った印材です。  …

ギフトボックスは無料です

 このところ、コンビニで買い物をすると、袋代を別途2円、3円と取られます。経費節減、無駄をなくすという点はよい取り組みと思います。私は自分のバッグにコンパクトにたためるビニールの袋を用意していて、別途の袋代は不要になるようにしています。  …

八角形の印鑑

 紙に押捺した時の印鑑の形は、円形が90%以上と言ってよいでしょう。他には、正方形(会社の社名を彫った角印)や楕円形の小判印もあります。当店、楽善堂には水晶で作った印材で八角形があります。  漢字の「八」の文字は、末広がりと言って、起筆から…

朱文白文混合体のはんこ

 珍しい作風の印鑑をご紹介します。一つの印影の中に、朱文(文字部分が残っている)と白文(文字部分を彫ってある)が混在している印鑑です。通常、ほとんどの印鑑は朱文です。落款印(らっかんいん)と言って、書道、日本画の作品が完成した時に押捺する印…

寄席文字の小判型印鑑

 先日、書体は寄席文字で形状は円形でなく小判型の印鑑を発送しました。ご注文のお客さんからは大変喜ばれて下記のようなメールをいただきました。ブログに掲載のご許可をいただけたので、抜粋させていただきます。   《以下はお客様からのメールです》早…

喪中はがき印刷

 年賀状印刷の受注の時期になりました。同時に喪中はがき印刷のご注文をいただいております。喪中はがきは、別名、欠礼はがき、とも言われて「年始のご挨拶を失礼する、欠礼致します。」程の意味です。  喪中はがきの印刷受注時は、お客様から年賀状受注よ…

18文字の割印(わりいん)を彫る

 先日、中に18文字が入る割印(わりいん)を彫りました。割印は縦長で陸上トラックのような形状をしています(下記の印影を参照下さい)。受注頻度は少なく、当店では1年に一度くらいです。会社設立時に必要な二重丸の法人登記印、付随して正方形の角印(…

日本狙い、象牙の国内取引禁止

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。  共同通信社さんがネットに出している記事で象牙取引に関するものがありました。タイトルは「象牙、日本狙い国内取引禁止要求」で、11月のワシントン条約締…